新型コロナウイルス抗原検査
- ウイルスを特徴づけるタンパク質(抗原)を検出。
- 判定時間は15分程度、その場で施行可能。鼻咽頭ぬぐい液を用いる。
- 陰性の場合の信頼性は劣る(PCR に比べて検出感度がやや低いため)。
そのため、陰性の場合は PCR 検査を追加で実施することがある。 - 陽性の場合は確定診断可能である(厚生省ガイドラインより)。
- 発症 2 日目~9 日以内の有症状者については、PCR 検査との結果一致率が高いため、鼻咽頭ぬぐい液を用いてこの期間に施行すれば結果が陰性であっても確定診断可能といわれるが、当院では追加PCR検査を推奨している。
新型コロナウイルスPCR検査
- ウイルスを特徴づける遺伝子配列を検出。
- 検体を検査機関に搬送して判定に1.5日かかる。
- 微量なウイルスも検出するため、無症状者にも用いることができる。
- 陽性率(感染している人を調べた場合、陽性と出る確率)は約70%と報告されている。つまり、感染者の 30%は陰性となり見過ごされてしまう。
- PCRと言えども万能ではなく、感度は70%程度、特異度は99・9%程度に過ぎません。そのため、偽陽性・偽陰性が発生します。