歯のことを知る
歯は大切
歯には食べものをかみくだいて胃腸の消化・吸収を助けるという働きがあります。
また、よくかむことで脳の血流が増え、老化予防にも効果があります。
もし歯が抜けるとどうなるのでしょうか。
食事の味覚や話す時の発音、顔の形までも変形します。
このように歯は生きていくうえでとても大切だという事がわかります。
どんな病気で歯が抜けるのか
歯が抜ける原因の約9割が歯周病と虫歯です。どちらも歯垢が原因で起こります。
- 歯周病は歯肉の炎症から始まり、歯肉が赤く腫れて、歯周ポケットができます。そして歯槽骨が溶け、重度になると歯がグラグラになります。
- 虫歯はミュータンス菌が糖を分解することで、歯をとかす酸をつくり出し、歯がとけて穴があきます。
歯と体との関係
歯の病気で繁殖した細菌が粘膜や血液を通って全身を回り腎臓・心臓・肺などに炎症を起こします。
また逆に糖尿病や胃腸障害、喫煙、ストレスや過労などがあると歯の病気をおこしやすくなります。
このように歯と体には深い関係があります。歯は一度失うと元にはもどりませんので、予防することがもっとも大切になります。
こんな症状は要注意
- 冷たい水、熱いお茶が歯にしみる
- 疲れたとき、歯が浮くような感じがある
- 歯肉が赤くはれている
- 歯ブラシしたとき、歯ぐきから血がでる
- 朝起きたとき、口のなかがネバネバする
- 歯ぐきがむずがゆい
- 口臭がすると言われる
- 歯と歯の間に食べ物がはさまる
- 歯がぐらぐらする
- 大人になってから歯並びが悪くなった
自分の歯でよく噛むと・・・
- 虫歯、歯周病の予防になる
- 食べ物の味がよくわかる
- 発音が明瞭になる
- 消化、吸収がよくなる
- 肥満防止に効果がある
- 奥歯をかみしめて集中できる
- 脳の発達に役立つ
- 精神的な満足が得られる