体重を適正にする
体に溜まっている余計な脂肪を減らしましょう。
適正な体重の範囲に入るように、エネルギーの摂取を調整しましょう。
適正体重の計算(kg)
= 身長(m) × 身長(m) × BMI
年齢(才) | BMI |
---|
18~49 | 18.5~24.9 |
50~64 | 20.0~24.9 |
65 ~ | 21.5~24.9 |
コレステロールを下げる食事
コレステロール値が高い方は
卵類(鶏卵や魚卵)、内臓類(レバーやモツ)を1~2カ月食べないようにしてみて、血中コレステロール濃度が下がるようならば、コレステロール摂取量の制限が効果的なタイプと考えられます。
ある程度コレステロール値が下がったら、2~3日に1回程度は食べても大丈夫でしょう。
飽和脂肪酸を減らす
肉類の脂身や鶏肉の皮、ラード、バター、乳脂肪などには、血中コレステロールを上げる作用のある飽和脂肪酸が多く含まれます。
これらの動物性脂肪や脂身の多い肉を控え、赤身肉や脂身をとり除いた肉を食べましょう。
牛乳も低脂肪乳にするとよいでしょう。
工業的に作られたトランス脂肪酸を減らす
マーガリンやショートニングなどを使った食品や工場生産された揚げ物などに含まれています。
揚げ物類やスナック菓子、パイ菓子、クッキー類などをはじめとした市販の洋菓子類には注意しましょう。
不飽和脂肪酸を増やす
EPAやDHAといったn-3系多価不飽和脂肪酸は青魚に多く含まれます。
1日に魚を1切れ程度、食べるようにしましょう。
また、肉類・乳製品にも若干含まれますが、1日摂取量を補うことは難しいといわれています。
食物繊維を増やす
コレステロールを体外へ排泄するために、食物繊維の摂取量を増やしましょう。
食物繊維を多くとるには、主食を精白度の低い玄米、胚芽米や麦飯、全粒粉のパン、蕎麦などにし、3度の食事ごとにたっぷり2皿の野菜類・海藻・きのこ・こんにゃくなどを食べましょう。
豆類や大豆の加工品である納豆にも多く含まれています。
代表的な食品の例
飽和脂肪酸 | 脂身の肉、生クリーム、バター、チーズ、即席めん |
トランス脂肪酸 | 菓子パン、スナック菓子(マーガリン・ショートニングに多い) |
不飽和脂肪酸 | サバ・サンマ・ブリ・イワシなど青魚、大豆製品 |
中性脂肪を下げる食事
中性脂肪は肝臓で余分な糖質から合成される
これを抑えるために、炭水化物エネルギー比率を50~60%の中で設定し、果糖を含む加工食品の大量摂取を控えましょう。
過剰なアルコールは中性脂肪の合成を高める
アルコール摂取制限は短期間で効果が現れるので、まずは禁酒か節酒をしましょう。
1日に日本酒なら1合、ビールなら500mL程度、ワインなら180mL程度までにしましょう。
EPA、DHAを積極的に摂取
EPA、DHAは肝臓で中性脂肪を作りにくくするため、積極的に摂取するようにしましょう。
これらは、青魚に多く含まれます。
肉類・乳製品にも若干含まれますが、1日摂取量を補うことは難しいといわれています。