胃ポリープとは

胃ポリープには主として①胃底腺ポリープ、②胃過形成性ポリープが挙げられます。

胃底腺ポリープ

胃粘膜にできる良性の隆起で、ピロリ菌に感染していない健康な胃粘膜にできることが多いとされています。

胃底腺ポリープは多発性に認め、これのみでは症状はありません。腫瘍ではないため、胃がんとは関連性がないポリープです。
また、ピロリ菌に感染していない方に認めるため、このポリープがある方は胃がんのリスクに関しては「低リスク」群となります。
最近ではピロリ菌除菌後、時間が経過した患者さんでも認めることがあります。

しかしながら、注意点もあります。
家族性大腸腺腫症(familial adenomatous polyposis;FAP)という遺伝性ポリポーシスの患者さんでは、胃底腺ポリープが多発することがあります。
FAPに伴う胃底腺ポリープは、胃がんの発生母地になる可能性を考慮する必要があると言われています。

ごくまれに胃底腺ポリープからがんが発生したという報告はありますが、ほとんどの場合は経過観察で良いとされています。

胃過形成性ポリープ

ピロリ菌感染により胃粘膜に慢性炎症が生じ、粘膜の損傷とその修復、再生性変化と過形成によってポリープが生じます。
通常は無症状であり検診などで発見される場合が多いです。

内視鏡的には強い発赤を示し、茎があり(有茎性・亜有茎性)、大きさは1cm以下のものが多く、癌化率は1-2%と低いとされていますが、1cm以上の大きなポリープや表面が不整なポリープでは発癌のリスクがあります。
また、貧血の原因となる場合もあります。

胃ポリープの治療

胃底腺ポリープ

一般的には癌化は非常にまれなため、基本的には無治療で経過観察も必要ありません。

胃過形成性ポリープ

大きさが1㎝以下の場合は、治療せず経過観察で問題ありませんが、定期的に胃カメラで経過観察する必要があります。
また、このポリープはピロリ菌が陽性の場合が多いためピロリ菌検査をし除菌治療で小さくなることもあります。

大きさが2㎝以上の場合は、内視鏡による切除をします。
内視鏡によるポリープ切除は、殆どの場合、入院の必要が無く検査と同時に行うことができます。

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