止まらない咳…放っておいて大丈夫?
原因と症状別の対応、受診の目安を内科医が解説
内科医からのひとこと
外来では「熱は下がったのに、咳だけがなかなか止まらない」というご相談をよく受けます。
咳は身近な症状ですが、原因によっては治療が必要なこともあります。
今回は、止まらない咳の原因や対処法、受診の目安について、内科医の立場からお話しします。
咳が止まらない…よくあるお悩み
- 風邪は治ったはずなのに咳だけ残っている
- 夜になると咳がひどくなる
- 2週間以上咳が続いていて不安
このような場合、「もう少し様子を見ていいのか」「病院に行くべきか」迷われる方も多いのではないでしょうか。
咳が止まらない主な原因とは?
咳が続く原因はひとつではありません。代表的なものをご紹介します。
■ 風邪や気管支炎のあと
感染症が治ったあとも、気道の炎症が残り咳だけが続くことがあります。
多くは時間とともに改善しますが、長引く場合は注意が必要です。
■ 咳喘息・気管支喘息
- 咳だけが続く
- 夜や明け方に悪化する
このような特徴がある場合、咳喘息の可能性があります。早めの治療で改善が期待できます。
■ アレルギーや後鼻漏
鼻水が喉に流れることで咳が出ることがあります。
アレルギー性鼻炎をお持ちの方に多く見られます。
■ 逆流性食道炎
胃酸が食道に逆流することで、咳や喉の違和感が出ることがあります。
食後や横になると咳が出やすいのが特徴です。
症状別にみる、考えられる原因
夜に咳が止まらない場合
- 咳喘息
- 気管支喘息
- 逆流性食道炎
夜間の咳は、日常生活に大きな支障をきたします。早めの受診をおすすめします。
咳が2週間以上続いている場合
- 感染後咳嗽(せきそう)
- 咳喘息
- マイコプラズマ感染症 など
「そのうち治る」と思っていても、治療が必要なケースもあります。
痰が絡む・色のついた痰が出る場合
- 気管支炎
- 肺炎などの感染症
発熱や全身のだるさを伴う場合は、早めに内科を受診しましょう。
自宅でできる咳への対処法
症状が軽い場合は、次のような工夫が役立つことがあります。
- 室内を加湿する
- こまめな水分補給
- 喉を冷やさない
- 市販薬の使いすぎに注意する
※ 1週間以上改善しない場合は受診をおすすめします。
こんな咳は、早めに内科を受診しましょう
次のような症状がある場合は、自己判断せず医療機関へご相談ください。
- 咳が2〜3週間以上続いている
- 夜眠れないほど咳が出る
- 息苦しさや胸の痛みがある
- 発熱、血の混じった痰が出る
広島で止まらない咳にお困りの方へ
咳の原因は、診察や検査を行わないと判断が難しいことも少なくありません。
祇園わだ内科クリニックでは、患者さんのお話を丁寧にお伺いし、症状に応じた検査・治療を行っています。
「この咳、受診したほうがいいのかな?」
そう感じたときは、お気軽にご相談ください。

